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加水分解したテントのフライをPORON-Tで復活するか試してみた結果!!

キャンプ道具

自分がメインで使っているテントは、2005〜2006年頃、本格的にキャンプを始めて最初に購入したモンベルのムーンライト3です。

CIMG0633

ここのところ出番が無く、放置していて、先日久しぶりに使って見たところ、フライの内側がベトベト・ネチャネチャと・・・・・・(>_<)

噂に聞く「加水分解」ってやつになってしまったようです・・・・・・
゜・(ノД`)・゜・

行きつけのアウトドアショップで聞くと、撥水、防水加工等をしてあるテントは10年ぐらい経過すると、必ず加水分解をするらしい・・・・・ テントの寿命みたいに言われましたが、お気に入りのテントですので、ブログを徘徊しながら復活方法を探しました!!

加水分解には「PORON-T」

キャンパーの間では有名なシリコーン系撥水剤「PORON-T」って溶剤があることが簡単に見つかりましたので、先人たちの方法を確認してポチッとしてみました!!

信越シリコーン POLON-T (撥水用) 1kg-藤倉応用化工 オンライン通販サイト
●代替品「撥水剤 NT」を販売開始いたしました。(2023.6.23) 【お知らせ】 信越シリコーン POLON-T 1kg は、メーカーの1kgサイズ生産終了に伴い販売を終了いたしました。 ●シリコーン系溶剤型常温撥水剤 ●熱処理や高度な...

アマゾンでも販売されていますが、藤倉応用化工株式会社さんで購入したほうが安そうでしたので、そちらから購入。注文から2日ほどで、すぐに届きました (^O^)

FOK-藤倉応用化工オンライン通販サイト
藤倉応用化工オンライン通販サイトでは、オリジナル塗料とシンナーを中心に化学品・色材など手に入りにくい材料を幅広く取り揃えております。

その間に、塗布用の刷毛やプラケースを100円均一で準備

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤
揮発性が非常に高いってことでしたので、プラケースは調味料用のフタ付を購入

他にも、アマゾンでシームグリップを準備

シームグリップ キャプテンスタッグ

テントの底から雨が染み込んできていましたので、縫い目の部分をコーティングする為に!

まだまだ使いたいので、しっかりと防水加工を^^

先人たちのブログにもしっかりと書かれていますが、「PORON-T」は取り扱いに注意が必要な溶剤になりますので、外での作業は必須です。それでも自己責任でお願いします^^

目や皮膚に液体が飛ぶと大変なことになりますので、くれぐれも取り扱いには注意してください!!

塗布するまでの準備

まずは、フライをお風呂で足踏み洗いしてきました!(写真なし)

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤

乾いたところで、早速塗っていきます!!

テントはしっかりとペグ打ちをして、ピンと張ってから作業をしたほうが、はかどりますよ!

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤
フライの内側がベトベトしていましたので、裏返してセッティング!

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤
シームテープの汚れなどを綺麗に取り除いてあげます!

塗布は時間との勝負

一気に塗りあげましたので、写真を撮る暇がありませんでした (>_<)

フライに塗るだけなら、30分もあれば、簡単に塗り上げることが可能です!!

塗っている最中から乾いていきますので、どこを塗ったっか、しっかりと確認しながらの作業が大事ですね^^ 1時間ほど置いてから、重ね塗り(二度塗り)しましたが、一度で十分な気がします!!

二度塗も終わり、そのあとは縫い目にシームグリップを!! 自分は直接フライに口をあてて塗っていきました。あとで、底の部分にも塗りましたが、ムーンライト3ぐらいの大きさなら、シームグリップの半分ぐらいあれば十分ですね (^O^)

テント シームグリップ 塗り方
シームグリップは12時間ほど乾燥が必要ですので、1日目の作業はここで終了!!

天気のいい日が2日ぐらいは必要です!!

2日目はフライをひっくり返して、表側にも「PORON-T」を塗布しました! 両面に塗る必要は無いと思いますが、思った以上に溶剤が減らなかったので、贅沢に使いました! 他に塗るものがあれば両面塗布は余計な作業ですね (^O^)

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤
仕上がりは手で触ってもそれほど違いがわかりません。少ししっとっりしている感じぐらいです。

あとは、テントをオーニング用のポールに引っ掛けて底を塗っていきます!! 自分はたまたまこの方法が出来ましたが、普通はどうやって塗るのが正解か難しいところです (>_<)

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤

テント 加水分解 信越シリコーン POLON-T ポロンT 撥水剤
このあと、底の縫い目にシームグリップを塗りつけて終了となりました!!

テント シームグリップ
ここも12時間、乾燥が必要です!!

乾燥には時間が必要ですが、作業自体は比較的簡単に終わります^^

テントやタープが加水分解してしまった (>_<) って人も買い換える前に一度試してみては??

費用も全部で5,000円以内で収まりました。

自分も新しいテントを購入しようと思いましたが、思い入れのあるテントですので、まだ使えるのであれば、長く使って行きたいと思い、今回は復活を目指してみました!!

なんとか成功したと思いますので、もう10年ほど使えたらと考えています^^
新しい道具もいいですが、廃盤になった色などを使っている人を見ると「渋いな〜」と思ったりします。そんな渋めのキャンパーになれるよう、手入れをしながら道具を大事に使っていけたらと思っています^^

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